今回は、理化学研究所の小保方晴子さんらのグループによる、新型万能細胞の開発成功というニュースに対する海外の反応です。
弱酸性溶液に浸すだけで「万能細胞」作成に成功
皮膚などの体の細胞を弱酸性の溶液に30分間ほど浸すだけで体のさまざまな組織になる「万能細胞」を作り出すことにマウスの実験で成功したと理化学研究所などの研究グループが発表しました。
これまでの生物学の常識を覆す画期的な成果として注目を集めています。
神戸市にある理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子研究ユニットリーダーなどのグループは、生まれてまもないマウスのリンパ球を弱酸性の液体に30分ほど浸し、その後、培養したところ、さまざまな種類の細胞に変化する能力を維持する遺伝子が活性化することを突き止めました。
そしてこの細胞をマウスの体内に入れると、実際に皮膚や筋肉などのさまざまな細胞に変化するのを確認できたということで、「刺激を与えることでさまざまな細胞になる能力を獲得した」ことを意味する英語の頭文字から「STAP(スタップ)細胞」と名付けました。
こうした能力を持つ細胞は、皮膚などの細胞に遺伝子を入れて作るiPS細胞などが知られていますが、今回は外部からの刺激というより簡単な方法で短時間に作れるものとして注目されています。
小保方ユニットリーダーは「iPS細胞などと違い、周りの環境を変えて刺激を与えるだけで細胞が変化するという革新的な技術で、再生医療や免疫の研究などに貢献できるのではないか」と話しています。
研究グループは、今後、ヒトの細胞でも同じことができるか、研究を進めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140129/t10014873571000.html
以下、海外の反応です。
– これは素晴らしい。革新的でシンプルで安くて上品。これこそが科学というものだよ。
– ワオ、これは信じられないニュースだ!
– これが本当に万能細胞で、この結果が再現出来て、人間にも応用できるなら、彼女はノーベル賞をとるだろうね。ただそれは、これまでこの研究に懐疑的な目が向けられてきたことを考えると、もう十分検証されているんだろうね。
– なんて素晴しく、革新的で、可能性を持った技術なんだろう。時として最もシンプルな方法が驚くような結果に導いてくれるものだ。ES細胞は倫理的な問題があるし、iPS細胞は時間もお金もかかる。しかしこれはとてもシンプルで早く出来から素晴しい!
– 全身を再生して欲しい!
– 修復に複製か・・自分の体の直したいとこリストを書いておくよ。どこを一番になおすべきか・・
– 新しい目がほしいのでお願いします。毎回メガネを探すのは面倒なんだ・・・
– 耳鳴りを治すために、今日家に帰ったらコーラを耳に注いでみよう。
– これって本当に万能なのかな?本当だとしたら凄い。
– これって酢をたくさん飲めば、若くいられるってことなのかな?
Re この素晴しいニュースに冗談みたいなコメントしてんじゃない! 若くいられるに決まってるだろ!
– オレンジジュースの風呂で泳ぐ時が来たな。そうすれば薬を使わずに肌のガン細胞を全部治せる。
– この技術がうまく発展するといいね。ただそうなるとフランケンシュタインの出現に対する恐怖がやってくるが・・・
– 万能細胞や再生医療に関する凄い発明がたくさん出てくるね。あとは人々が知性と人間性を持って、人や地球のためにそれを活かすことが出来ることを願うのみだ。
– 傑出した発見だね。未来がすぐそこに^^
– 俺の禿げ頭に髪の毛が生えてくるの??
Re もう一個禿げ頭ができる。
– 万能細胞での治療はこの技術がなければ、簡単で安くはならないだろうね。これまでの技術なら特別な機材やそれを操作するスペシャリストが必要で、それがそろっても膨大なテストも必要になる。
– これは安くつくね。大きなバイオリアクターも必要ない、酢を飲むだけで細胞が再生するとは・・・
– まだいろいろと考えないといけないこともあるだろうけど、これはとてもエキサイティングなニュースだ!
コメント元
http://www.theguardian.com/science/2014/jan/29/make-stem-cells-major-discovery-acid-technique
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